2017年2月7日火曜日

パスワード管理サービスは使ってもいいのか

Gmailのログイン画面

ウェブサービスをいろいろ使っていると、IDとパスワードがどんどん増えていきます。私はGoogleのアカウントだけでも5、6個管理しており、SNSや通販サイト、予約サイトなど全て合わせると50個以上のID・パスワードを持っています(数えたこともありません・・・)。

同じパスワードを使い回すことはセキュリティ上、非常に危険なので、それぞれパスワードを変えなければいけません。

50個、100個もパスワードを覚えるなんて、不可能な話ですね。ブラウザーに保存したり、紙にメモしておくのも、それはそれで危険です。付箋に書いてディスプレイに貼っておくなんて論外です。

そこで登場するのが、自分でパスワードを覚えなくても済む、パスワード管理サービスです。

どんなサービスがあるのか

パスワード管理ソフトは、インターネットが登場した当初からあったと思います。要するにセキュリティーの厳重なメモ帳みたいなものです。そういったソフトでは、パスワードのデータはパソコンの中に収まっていました。

それが、ここ数年はパスワード情報をクラウドに預けてしまう、というサービスが次々と出て来ました。

マスターキー(1つのパスワード)さえ覚えておけば、ブラウザの拡張機能を使って、ID・パスワード入力フォームへ自動的に情報を入力してくれる、という仕組みです。

これによって、オフィスのPC、家のPC、スマホ、タブレットなど、どんな端末からでも自分のパスワード情報に簡単にアクセスできるようになりました。まさに今の時代にあったサービスです。

また、パスワード自動生成機能もついており、セキュリティー効果が高い複雑なパスワードを生成し、そのまま使用し保存できるようになっています。
この手のサービスには、次のようなものがあります。

1password

URL: https://1password.com 価格:
  • $2.99~(個人プラン)
  • $4.99~(ファミリープラン) 他に、ビジネス向けプランあり。

Lastpass

URL: https://www.lastpass.com/ja 価格:
  • 無料
  • $1~(プレミアムプラン) 他に、ビジネス向けプランあり。

True Key

URL: https://www.truekey.com/?locale=ja 価格:
  • 無料
  • $19.99年

パスワードマネージャー

URL: http://safe.trendmicro.jp/products/pwmgr.aspx 価格:
  • 120円/年〜
それぞれ、無料や安い方のプランには、登録できるパスワードの数や共有できる人数、使用できるデバイスなどに制限があります。

まとめ:これは使ってもよいのか

「便利なのは分かった。でも、パスワードを他人のサーバーに預けるんでしょ、危険じゃないの?」と思うかもしれません。それはもっともです。

これは価値判断の問題だと思われます。同じパスワードを使いまわしたり、紙にメモして置いたりして自分で管理するのと、プロフェッショナルな会社が何千万、何億もかけて構築した、厳重なセキュリティー管理下に置かれたサーバーに預けておくのとどちらが安全なのか、という問題です。True Key はCPUで有名なインテル、パスワードマネージャーは「ウィルスバスター」で有名なトレンドマイクロ社が提供しています。

ただし、職場の規定によってはこういったサービスの利用が禁止されている場合もあるので、仕事で使う場合はよく確認してください。

ちなみに私は、プライベートではLastpassを使っています。もうこれなしではインターネットを使えません。それくらい便利です(仕事で使っているかどうかはノーコメントでお願いします)。


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